鉄鉱石が3日間急騰 上海鉄鋼は活気のない取引で上昇、

木曜日、中国の鉄鋼先物相場は、旧正月休暇を控えたレンジ内取引で小幅上昇したが、鉄鉱石は、オーストラリアにあるリオ・ティントの輸出施設からの供給中断により3日間続伸した後、下落した。

上海先物取引所で最も活発に取引された5月鉄筋は、日本時間午後2時29分までに0.8%上昇し、1トン当たり3554元(526.50ドル)となった。熱延コイルは0.8%高の3452元だった。

上海を拠点とするトレーダーは「今週は(2月上旬の)旧正月休暇を控えて取引が鈍化している」と述べた。「特に来週以降、市場に大きな変化はないと思います。」

同トレーダーによると、休暇明けまで鉄鋼の追加需要は見込まれず、当面は価格は現在の水準にとどまる可能性が高いという。

減速する経済を刺激する中国の動きで需要が押し上げられるとの期待から、年初以来、鉄鋼にはある程度の買い支えがあったものの、供給過剰の圧力は依然として続いている。

同国の鉄鋼協会は、世界最大の鉄鋼メーカーが2016年以降、時代遅れの鉄鋼生産能力と低品位鋼生産能力を3億トン近く削減したが、約9億800万トンがまだ残っていると発表した。

製鉄原料の鉄鉱石や原料炭の価格は、最近の上昇を受けて小幅下落した。

最も取引されている鉄鉱石、5月納品分、西安アヴィセン輸出入株式会社、ステンレス鋼大連商品取引所のコイルチューブは、供給関連の問題が続く中、過去3回の取引で0.9%上昇した後、0.7%下落し、1トン当たり509元となった。

ANZリサーチはメモで「火災のためリオ・ティントが一部閉鎖したケープ・ランバート(輸出ターミナル)の混乱の影響でトレーダーらは引き続き不安を抱えている」と述べた。

リオ・ティントは月曜日、先週の火災を受けて一部の顧客への鉄鉱石の出荷について不可抗力を宣言したと発表した。

コークス炭は0.3%下落してトン当たり1,227.5元となり、コークスは0.4%上昇して2,029元となった。

コンサルタント会社スチールホームによると、中国向けスポット鉄鉱石SH-CCN-IRNOR62は水曜日、1トン当たり74.80ドルで安定していた。

 


投稿日時: 2019 年 9 月 18 日